パッチリとして魅力的な二重とはどのような状態でしょうか?
西洋人の瞼をイメージして幅の広い二重瞼にしたい、と希望される方がいます。
では、東洋人である日本人においても西洋人のような二重の幅にすると魅力的になるでしょうか?
まず、西洋人と東洋人の瞼の違いについて見ていきましょう。
西洋人の瞼の特徴
西洋人はほとんどの方が二重瞼で、一重瞼の方はごく少数です。
西洋人は眉骨がでていて鼻根(眉間部)も高くていわゆる彫りの深い顔立ちをしています。
そして、瞼を開ける際に、瞼が眼窩の奥に強く引きこまれるために二重が立体的でくっきり見えます。
瞼の皮膚が奥、つまり後ろ側に引かれるのです。
立体感があるため、眉毛から睫毛からの距離は非常に短く見えます。
また、東洋人と比較して西洋人の瞼は薄い構造をしています。
二重の幅については、ハリウッドの女優さんなどを見ますと狭い人も広い人もいますが、二重の幅に関係なくくっきりとした瞼をしており、これは立体的な瞼の構造が起因しているといえます。
ここでいう二重の幅というのは、瞼を閉じた時に見える重瞼線(皮膚が折れかえる線)と睫毛との距離ではなく、瞼を開けたときに見える睫毛とその上にある二重の線との間の距離のことをいいます。
東洋人の瞼の特徴
一方東洋人は眉骨や鼻根の突出が少なく平面的な方が多いです。
東洋人では、一重瞼の方も二重瞼の方も多くいます。
一重の方では瞼をあけたときに皮膚が折りたたまれずそのまま持ち上げられます。
二重の方では、西洋人と違って瞼があまり奥に引き込まれず、上方に折り畳まれるような状態で二重ができます。
眉毛から睫毛までの間隔も広く、平面的なためさらにそれが際立って見えます。
瞼の構造も西洋人と比較して厚みがあります。
映画のテルマエロマエで主人公(阿部寛さん)が日本人を平たい顔族といっていましたが、まさにそのイメージです。
一方、阿部寛さんは彫りが深く、西洋人のような顔立ちですね。
東洋人でも彫りの深い人、浅い人など個人差があります。
このような西洋人と東洋人の特徴があるため、単純に二重の幅を広くすれば魅力的になるというものではありません。
日本人、東洋人における魅力的な二重について次回に続きます。
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