ヴェルベットのような艶のある滑らかな肌へと導く施術「ヴェルベットスキン(ベルベットスキン)」。
毛穴の開きや細かなシワ、くすみなどの治療を希望される方にとても人気の高い施術です。
ヴェルベットスキンは、「ダーマペン4」と「マッサージピール(PRX-T33)」を組み合わせた治療です。
今回はヴェルベットスキンについて説明します。
まずはダーマペン4とマッサージピールについて。
ダーマペン4とは?
ダーマペン4は16本の極細の針(約0.2mm)がついた機械で、肌の表面に細かな穴を無数に開けることで、肌の再生能力を活性化させる治療です。
皮膚に開けた穴は小さな傷となりますが、その傷を修復する際に新たなコラーゲンやエラスチンが生成され、その結果、細かなシワが改善し、肌のハリがアップします。
また、ニキビ跡や毛穴が目立たなくなる効果もあります。
針を刺す深さを調節できるので、お悩みの症状に適した深さでの施術が可能です。
マッサージピールとは?
マッサージピールはPRX-T33という薬を使用したピーリングです。コラーゲンピールとも言います。
このPRX-T33を肌に塗ると、肌の深部(真皮)に作用してコラーゲンの増生を促し、その結果肌のハリや艶が改善します。
PRX-T33には、TCA(トリクロロ酢酸)、低濃度過酸化水素、コウジ酸が含まれています。
それぞれの薬剤の効果
TCA(トリクロロ酢酸)は真皮の線維芽細胞に作用して、コラーゲンの生成を促す効果があります。
過酸化水素はTCAによる炎症作用を軽減させる効果を持っています。
コウジ酸はメラニンの生成を抑え、シミやくすみを改善する美白効果があります。
組み合わせで相乗効果
ダーマペン4もマッサージピールもそれぞれ単独でも効果があり人気の治療なのですが、その2つを組み合わせて相乗効果を狙った施術がヴェルベットスキンです。
2つの治療の相乗効果で、ヴェルベットのような落ち着いた艶、滑らかな肌へと導くことから、ヴェルベットスキンと名付けられました。
ヴェルベットスキンはダーマペン4の機械で皮膚に細かな穴をあけることで、マッサージピールの薬剤をより深くしっかり浸透させることができます。
ヴェルベットスキンの効果
1回の治療でも肌のハリ感などの改善は感じられますが、満足のいく効果を得るためには5~6回程度の施術が必要になります。
肌のハリ、小ジワの改善
歳を重ねていくと皮膚のコラーゲンやエラスチンが減少します。
すると、皮膚のハリや弾力性が低下し小ジワやタルミが目立ってきます。
ヴェルベットスキンでは、皮膚の真皮層でコラーゲンやエラスチンの産生が促進されるため肌のハリや小ジワが改善します。
施術後1週間頃に肌を触るとまさにヴェルベットだ!と実感できると思います。
毛穴の開きの改善
歳を重ねていくとコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚のハリや弾力性が低下してたるんでしまうことは先ほど説明した通りです。
この状態では、重力で毛穴が縦に延ばされてしずく状に開大してしまいます。
特に頬の前面の皮膚で毛穴の開きが顕著になります。
弛んだ頬の皮膚を指で持ち上げて支えてあげると、毛穴の開きが目立たなくなるのが分かると思います。
ヴェルベットスキンでは、皮膚の真皮層でコラーゲンやエラスチンの産生が促進されるため肌のハリが改善し、その結果毛穴の開きも目立たなくなります。
ニキビ痕の改善
ニキビを放置したり、潰したりするとニキビ痕の原因となります。ニキビ痕は、アイスピック状のものや、クレーター状のものなど様々な種類があります。
ヴェルベットスキンでは、皮膚の真皮層でコラーゲンの産生が促進されるため、ニキビ痕が目立ちにくくなります。
特にアイスピック状のニキビ痕に高い効果を発揮します。
痛みやダウンタイムは?
ヴェルベットスキンは通常、クリームの表面麻酔後に施術を行います。
痛みが完全に無くなるわけではないですが、表面麻酔によってかなり痛みを抑えることができます。
私はいつも、日焼けをして皮膚が赤くなった後にシャワーを浴びた時のような痛み、と説明しています。
団扇や扇風機などで風を送りながら施術をするとさらに痛みが和らぎます。
ダウンタイムは通常、数日必要です。
施術当日は点状の出血の痕ができ、施術部位全体が赤く腫れますが、2〜3日で赤みが改善して目立ちにくくなります。
赤みが落ち着くまでは専用のクリームやワセリンの塗布が必要になりますが、それ以降はメイクが可能になります。
まとめ
ヴェルベットスキンは、「ダーマペン4」と「マッサージピール(PRX-T33)」を組み合わせ、相乗効果を狙った治療です。
肌のハリや小ジワ、目立つ毛穴を改善して、艶のある滑らかな肌を取り戻したい方は是非お試しください。
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